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『五嶋龍』コンサートへ!

今週の火曜日からJo Ramenのママが遊びに来ています。またまたプリンスジョージからはるばるやってこられました。
84歳にして、杖をついて、鞄にはニトロを忍ばせて(心筋梗塞を何度かしているので)バイタリティーのすごさには毎回頭が上がりません。

というわけで、家の中ではちょっとおとなしいはりねずみであります。
今回は1週間!!!(ぐぐぐっ)

今日は私だけ、VSO(バンクーバーシンフォニーオーケストラ)の年間チケットをわざわざ振り替えてもらって念願の『五嶋龍』バンクーバー初公演へ行ってきました。
『五嶋龍』コンサートへ!_e0016845_10515467.jpg


五嶋龍といえば、あの天才バイオリンニストである五嶋みどりの弟です。若干18歳。
とても童顔な方なので、18歳には見えない!!!
はにかみながら、よたよたと歩いてステージに登場する姿はまだまだ初々しさがあって新鮮でした。

な、なのに!!!!!

すごいんです!
バイオリンを弾きはじめると!


まるで何かが宿ったかのように指はものすごい速さで華麗に動き、響く音は海よりも底深く、時には天よりも高く澄んだ繊細な音が、それはそれは・・・もう・・・

絶句

VSOとの共演ということで、とても楽しみだったのですが、本当に期待を裏切らない!最高のコンサートでした。

五嶋龍が演奏した音楽も、とてもなじみの深い「M.ラヴェル(M.Ravel)のツィガーヌ(Tzigane)」という曲と「サラサーテ(Sarasate)のカルメン(Carmen)」
どちらも、バイオリンソロを一段と引き立たせるすばらしい曲でした。

VSOだけが演奏した選曲も、よく知られているキャンキャンという映画で有名になったバッハの「Orpheus in the Underworld: Overture」やラベルのボレロ。

とにかく、知っている曲がすばらしい響きと五嶋龍の天才的なバイオリンの演奏に2時間どっぷりと酔いしれてしまいました。

一人だったけど、とても充実した時間でした。

それにしても・・・生まれて初めて、こんなすばらしいバイオリンのソロを見ました。
よくテレビで見るような「くぃ~ん!」
「ぐわ~ん!」

「キュルキュルキュルキュル~」

なんていうバイオリンのソロがもう、目の前で!!!

すごい衝撃でした。

私・・・一生かかってもあんなふうにはなれない
そりゃ、あたりまえやけど・・・

天才ってやっぱり生まれながらして天才なんですよ。。。

by harinezumi_van | 2006-12-08 23:38 | Canadiana  

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